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大腸がんと貧血について

大腸がんになると貧血を引き起こす場合があります。大腸がんになると常に貧血を引き起こすわけではありません。ただ大腸の盲腸に近い部分にがん細胞ができると、そこの部分が出血し続けます。出血が長く続くと、当然血液が減少しますから、貧血を引き起こす可能性が高まります。

また、盲腸に近い部分にがんがある時は、同時に便に出血した血液が付着しますから、黒くなった便が出るようになります。

ですから原因不明の貧血と、便が黒くなっていて血便である時は、大腸がんである可能性が強いと考えていいでしょう。

貧血以外にも、腹痛やお腹が膨らんだ感じになる時があります。これおも大腸がんの一般的な症状なのですが、たまに、しこりができて痛みを伴うこともあります。

貧血の場合は、どちらかというと鉄分の不足から引き起こされるわけで、結構見過ごされがちになると思います。

なかなか大腸がんと貧血というものが結びつかないかもしれませんし、内部で出血しているのでわかりにくいという状況もあるでしょう。また、血便が出ていたとしても、痛みを排便時には感じないために、出血していることも気づかないかもしれません。

ただの貧血だと思って見過ごさないように、注意が必要になってきます。